タックルはやはりダブルハンドロッドが主流です。15ftから17ftまでの#10〜#12前後を使用しています。やはり北西の風が強いので風に負けないロッドパワーがほしいです。3〜4月の春先になると北西の風も緩み南の風と変わっていくときなど、今度は13ftの#8前後のダブルハンドロッドでやるのも軽快で手返しも良く楽しい海あめますフライフィッシングとなります。



リーダーの長さは確実にターンオーバーできる最長のものを使用することがベストですが、重めのシンキングラインの場合不必要な長さは要りません。逆に太さの方を考えたほうが良いでしょう。もちろんドロッパーシステムを使用しています。絡んだりトラブルの原因になるようなシステムは、厳冬の北海道の海ではあまりやりたくありません。私の場合15ft#10を基準にすると、インターミディエイトのシューティングヘッド場合はティペットの先端までいれて10〜12ftぐらいです。これがタイプ2のシューティングヘッドの場合、全長を9ftぐらいにしています。

手前のカケアガリは大事でタイプ2以上のシューティングヘッドを使う場合とくに気をつけています。海あめますの釣りの中でラインのフケは大敵で小さな当たりを見逃すことになります。海の青物と違いフライをひったくるような行動はあまりしてくれません。海あめますはどちらかというと追い食いをします。シューティングラインも0.35から0.31程度のレベルフローティングラインを使用しています。

アプローチとして海あめますのフライフィッシングは、もちろんキャスティングなんかの遠投も必要になってきますが、一番大事なことはリトリーブです。潮の動かない日はとくに難しく、ライン全体に弛みを作らないようにある程度のテンションを必ず付けておくことが必要です。



そのためどうしてもファーストリトリーブをしなくてはならない場合があります。また潮の強い日でも沖から入る潮はテンションを取りづらいことがあります。潮の強さや波の高さなどでも使用するシューティングヘッドの選択を余儀しなくてはならないこともあります。ダブルハンドロッドは手前の波がわしには優れていますがどうしても波打ち際のカケアガリをリトリーブすることに無造作になる場合が多いです。バックがとれる場所であればダブルハンドロッドのトップガイドがちょうど波打ち際にくるようにボジションをとって立つことが大事です。

海あめますがフライを追いかけてきて最後にヒットしてくることがカケアガリのポイントではよくあります。次のキャスティングをしようとしてロールキャストをするときヒットしてくるときがあって海あめますに合わせが間に合わずバラスことも何回かありました。最近海あめますのフライフィッシングもいろいろなテクニックが増えてきて、重たいシューティングヘッドと組み合わせてフォーリング中にヒットさせたり(ただし常にテンションをかけておくために若干のリトリーブを加えます)、そのまま海底まで沈めて一気にファーストリトリーブでやる方法などがフライフィッシングで生まれてきています。海あめますのフライフィッシングもまだ歴史が浅く新しいテクニックはこれからでてくると思います。

シーズン通して使えるフライとしてオキアミパターンがあります。通常スカッドパターンとして海あめますではポピュラーなフライのひとつになっています。カラーもサーモンピンク/オリーブ/タンと各色有効で、サイズも#8〜12のグラブフックタイプにタイイングします。私はバスで使用するワームフック形状が好きで#2〜4のフックでタイイングしています。



シーズン初期は、イワシパターンやオオナゴパターンのイミテーションタイプで大型サイズのストリーマーが効果的です。フライパターンとしては#2サイズのデシーバータイプや私のオリジナルフライのアンチョビなんかが有効です。またシュリンプパターンその他にアトラクターフライ系のパターンもお勧めで、カラーとサイズを重要視して濁りのある日なんかはルアー感覚のカラーチョイスで攻略することが出来ます。海あめますに効果のある色としてチャートリュース/レッド/グリーン/ブラックなんかが爆発的に威力をだすときがあります。パターンとしては、ミノータイプのフライがポピュラーでゾンカータイプでも良い場合があります。

シーズン後期は河川や漁港などで鮭稚魚を放流するためにフライも鮭稚魚をイミテーションしたタイプと変わってきます。もちろん鮭稚魚も自然産卵で降りてくるものは早い時期に降りてくるためサイズも小さく#8前後になります。人工孵化で育てられた鮭稚魚の場合は、時期は少し遅れてサイズも#6前後になり海あめますの格好の餌になる部分が多いです。