Concept

MONTANAの片田舎の街で自分のFLYDesignができたと思います。
フリーストンの流れで使えるフライを探して来ました。
1本のフライに情熱を注ぎ、完成されたフライ達をここでご紹介していきます。 

サイトリニューアル中です。新しいソフト導入入れ替えなど
まだまだ完成では無いことご了承していただけましたら幸いです。

Flies北の毛針釣り師」


BH クイル イマージャー

      • サイズ>#12-18
        スレッド>8/0
        ボディ>ダッククイル
        ヘッド>ビーズヘッド(ブラック)
        テール>グレーマラード
        ウイング>ディアヘアー
        ソラックス>スクイレルダブ

 
マッチング・ザ・ハッチのフライとして長く使用しているフライパターンです。
メイフライのハッチや時にハッチが不完全で流されてしまった個体にも
見えることがあります。このフライで大事な所は、ディアヘアーの処理と
マテリアルの硬さが大切なセレクトになります。
折り返して、ソラックスと混ぜて行く時に、ディアヘアーの根本を揉んで柔らかくしてボディに沿わせるようにします。またソラックスも3回に分けて質感を変えてあげることが必須です。ディアヘアーは、コンパラディアヘアーを使用しています。太さも丁度よくて、バリバリ感もないのでこだわって使用して下さい。
ビーズヘッドもゴールドよりブラックのほうが自分良いような感じがします。
ダウンストリームの釣りが主体になるようにポジショニングを川の中で作って下さい。
川に対して45度辺りがヒットさせる事を想定して、川と90度の位置から大きくリーチキャスティングで入って行きます。距離によってはメンディングをプラスする釣りになります。フィーディングレーンに乗ったら、ひたすらナチュラルドリフトを保って下さい。
45度の辺りでフライの向きを変えます。魚に餌信号が送れたのなら、ヒットしてきます。メンディングも縦の動きを意識するのであれば、スタックメンディングを酷使してやりますが、フライの動かし過ぎは逆効果になる場合が多いです。このフライは、フリーストンで最高でした。北海道なら十勝川水系。アメリカでは、マディソンリバーで大活躍してくれました。流れの強いところでは、3/4アップストリームキャストで調整することが大切です。
これはこのフライに限らず、同様なフライにはすべて通じるものなので試してみて下さい。この釣り方がアウトリガーの釣りの基本となります。この他にインジゲーターを使用した方法があります。それをもっと効率良くした方法でインジゲーターをドライフライにしてドロッパーシステムがあります。
海アメマスの釣りでは良く使用するシステムです。ニュージランドに行った時は、フィッシングガイドがお勧めの釣り方でした。もちろんドロッパーフライのドライフライに出ることも多々あるので、想定外の出方をされるので面白い場面の釣りを経験しました。
アメリカのドリフトボートの釣りでも、ガイドお勧め釣り方でホッパーの時期は必ずビーズヘッドニンフが付いていました。でもこれが釣れますね。下のビーズヘッドニンフで釣れるとホッパーに向かってくる他のトラウトは良くありました。
過去に何回かダブルヒットありましたが、ほとんど片方の魚が外れます。理由はわからないですが、二頭おうものは一頭も追えずというところなんでしょうか()欲は出してないんですけど。水面下数センチの世界です。メイフライイマ-ジャーの釣りもステージがいろいろあります。完全生体の脱皮が成功になるとフローティングイマ-ジャーとしてドライフライに近い釣りになります。自分の前にいる魚がどんな状態の餌に反応しているかを見てフライをセレクトして下さい。

Spring Dun

      • フック>ドライフライフック
        サイズ>#14~18
        スレッド>8/0
        テール>ディアヘアー
        ボディ>ディアヘアー
        リブ>スレッド
        ソラックス>スクイレルダブ
        ウイング>CDC

 
このフライは、1984年に最初にデザインスタートしました。
当時「ノーハックサイドワインダー」という世界のフライタイイング巨匠が
集まって完成した世界最高の作品がありました。
もちろん自分も使用しましたが、効果は歴然と他フライをしのぐものがありました。
もちろん使い方やフライタイイングなどまだまだ調べが足りず
納得いくものがありませんでした。
自分はそのフライを勉強したいことで、アメリカのフライ巨匠達に会いに行きました。
フライタイイングした本人に会いたかったこと、
そしてフライのこと教えてもらいたかった。
そしてこのフライを超えるフライを完成したかった。
こんな思いがこのフライにはあります。
似たようなフライパターンはありますが本質的なものすべて違うタイプでした。
このフライの目的として最小数のマテリアルで完璧なフライを作るということです。
今回は、スレッドを外すと三種類のマテリアルしか使いません。
これは、プロタイヤーがもっとも嫌がるフライタイイングです。
大量のマテリアルでフライタイイングするフライと違い、
マテリアルでの誤魔化しが出来ません。
完璧なタイイングテクニックとフライシルエットが出来ないとフライになりません。
もちろんサイドワインダーにも同じことが言えます。
自分の中では完成と言いたいですが、きっとまだ追求すると思います。

Anchovy5

      • フック>管付チヌ
      • サイズ>8号
      • スレッド>8/0
      • アイ>エポキシアイ
      • ウイング>ウルトラヘアー
      • ポーラーベアー
      • スロート>フラッシャーダビング 

 
1990年ころに第一作目のアンチョビが出来ました。
試行錯誤の作品で海アメマス攻略のために、いろいろとテストしていました。
ソルトウォーターというフライフィッシングなんですが、
相手があくまでもトラウトなんです。サーモン類とはあきらかに違う種族です。
時期が来て海へ降りるという感じではなく、自分の住んでいる河川の餌が不足して冬の間の餌探しに海へというような感じです。
一応秋に降りて、春にまた川を登るのですがパターンになっています。
サーモンほど自分の河川への回帰力はないようです。隣の川でもというかんじです。
しかしアメマスのDNAの中に海へ降りるという本能があるのでしょうか?
たとえば海外のドリーバーデンやブラウンなどは海に出ますね。
ブラウンはシートラウトやカットスロートもシーランカットスロートもいるぐらいです。
まだなんか未知の世界みたいですがいずれ解明することも遠くは無いと思います。
ここでは、フライのほうで20年間ぐらいテストしているフライとしてこのオリジナルフライのアンチョビがあります。形状はあまり変化させていません。
いずれもミノーを題材としてデザインしています。もちろん正式に餌になっているカタクチイワシや春の鮭稚魚は海アメマスの主食となっていると思います。
他にはオキアミやシュリンプです。たまにシラスやオオナゴなんかが餌となっています。もちろんマッチザミノーということで合わせてみますが、絶対という感じが無いのがこの海アメマスのフライフィッシングのような感じがします。
海ですからやはり広範囲に攻めていくのも釣果に表れてきます。ポイントを熟知することやフライフィッシングの特性を生かした釣り方にフライの選択をプラスしてくるところです。実際に主のカラーがブルー系で釣れている時でも隣でオレンジでも釣れるんですよね。
これはサイズやシルエットだけだと思いますが結構イージーな場合もあります。
でもスカッドで釣れている時はミノーは厳しい時があります。
この辺は、しっかり海アメマスもサイズを確認して捕食していると思います。
だいたいのフライサイズとカラーを用意しておくのがベストだと思います。
シーズンスタートは必ずカタクチイワシを餌としています。沖合でナブラがたったり、
海アメマスがカタクチイワシを団体で岸まで追い込んでカタクチイワシが岸に
ガンガン飛んできて最後に海アメマスまで岸に飛んでくるのは何回も見ています。
この時は確実ですが、なにせ移動が速いですからフライを交換してなんて時間は
全くありません。約10秒でまったく何も無かったような静けさになってしまいます。
しかしこのような日は、何回も追いがあると思いますので、フライのセットだけは準備しておいたほうが良いです。
定番カラーとしてチャートリュース、オレンジ、ピンクはあると良いですね。
春はサイズダウンしてグレーやオリーブを基調としたフライパターンを用意しておくと
鮭稚魚として狙えるフライに変身します。シーズン通して使えるフライです

Profile

 前川英一 


 

artistic flytying & photograph

TOKYO渋谷生まれ 1954 / 01 / 21 
1969年からFlyfishingの世界に入り
アメリカ・ニュージランドカナダとFlyfishingの修行に行く。
とくにアメリカのマッチングザハッチの釣に感銘する。
Henry's Fork River、MADISON Riverなどに20年通いFlyfishingの真髄を求めた。
アメリカの各河川で自分のFlyfishingを確立する。
そこからFlyのデザイン・フォトグラフを48年間追及しています。(2017年)
 
書籍
北海道のつり 「北の毛針釣り師」を262回まで連載。
約22年の紙面でのご紹介でしたが、2017/02にて休刊。
他同誌に「北米鱒釣生活」の連載。